【OC号2021】リモート早押し どこからでも TQR(東北大学クイズ研究会)

  新型コロナウイルスの流行により、サークルは対面活動の自粛を余儀なくされてきた。オンラインでのサークル活動について、TQR(東北大クイズ研究会)の代表である福井優汰さん(理・3)に話を聞いた。


 TQRは現在、約60名で活動している。対面活動ができない間は、オンラインで早押しクイズを行う。リモートのクイズでは、音声通話アプリと「長屋クイズアリーナ」(オンラインでの早押しクイズを支援するソフトウェア)を利用している。まず、音声通話アプリを使って問題を読み上げる。回答者は「長屋クイズアリーナ」でボタンを押し、音声通話アプリで回答する。



 リモートでの早押しクイズでは、タイムラグが発生するのが難点。ボタンを押してから出題者が問題を読むのを止めるまでに、余計に問題が読まれるからである。新型コロナウイルスが流行する前までは、実際に早押しボタンを使っていた。


 オンライン活動には利点もあると福井さんは語る。ツールを使えば、どこからでもクイズに参加できる。参加者の数は増えたと感じるという。

白熱する早押し(TQR提供)

 新入生の勧誘もオンラインで行った。Twitterを使ってイベントの情報を発信し、リモートで早押しクイズの体験会を開いた。今年は20名ほどが入部した。


 主な活動は週1、2回の例会。部員が問題を作って持ち寄る。不定期で集まってクイズをすることもある。サークルでは会誌の発行も行っている。作成した問題、部内で誰が正解したか、誰が優勝したかがまとめられている。サークルの知名度を上げるためのもので、クイズ大会や、クイズの問題集の通販サイトで販売している。


 現在、サークルでは有志の部員が「TQRオープン」を企画中。誰でも参加できるクイズ大会である。新型コロナウイルス流行の影響で延期しているが、今年度中には開催できるよう調整を進めている。現段階では、対面での実施を予定しているという。


 宮城県内の感染者が減少したことにより、学内での課外活動の制限が緩和された。学内のサークルは5月下旬から、順次対面活動を再開している(7月9日現在)。


 大学には、高校になかったようなサークルが数多くある。本学オンラインオープンキャンパス特設サイトでは、サークル紹介のページが作られている。Twitterの公式アカウントを開設している団体もある。興味のある方は一度調べてみてはいかがだろうか。

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