【OC号2021】【入試方式比較インタビュー】(1)合格後を有意義に ~AOⅡ期合格 中村奏太さん~

各方式の特性 受験に生かせ ~AOⅡ期、Ⅲ期、一般~

  本学の入試方式は一般入試、AO入試Ⅱ期、AO入試Ⅲ期の三つがある。いずれも学力を重視した試験だが、AO入試では志望する学部が扱う専門分野への関心の程度や、受験者の人間性も合否判断に含まれる。一般入試とAOⅡ期とAOⅢ期、それぞれの違いを高校生に知ってもらうため、各入試方式の受験者に体験談を語ってもらった。本学への受験を少しでも検討しているのなら、ぜひこの記事の内容を活用してほしい。

1:合格後を有意義に ~AOⅡ期合格 中村奏太さん~

2:面接 想定外の質問多く ~AOⅢ期合格 高村優之進さん~

3:諦めず必死に勉強 ~一般前期合格 武田梨瑚さん~


 *  *  *


 本学にAOⅡ期で合格した新入生の中村奏太さん(法・1)にAOⅡ期試験の形態を中心にお話を伺った。



―いつから本学を志望していたか


 高校3年生の6月くらいです。夏休みを使って、入試に必要な書類を完成させました。



―AOⅡ期の情報をどこから入手したか


 高校の先輩が本学にAOⅡ期で合格していて、その先輩の合格体験記を読み、情報を得ました。AOⅡ期の試験は基礎知識、思考力、コミュニケーション能力を持った人を高く評価する試験だと知りました。



―活動報告書(これまでに達成した部活動、資格などの活動実績を記載する書類)になにを書いたか


 一つ目は、岩手県主催の講義に参加したことを書きました。私の出身である岩手県では成績優秀者は一堂に集められ、予備校の先生方が授業する講義に参加できます。そこに参加したことで、モチベーションが向上したと書きました。


 二つ目に、主体的に英語を学んでいることをアピールするために、GTECの点数を書きました。


 三つ目は、学校の授業で行った研究について書きました。私は法律について研究し、それをポスターにまとめました。


 活動報告書は、高校の先生に添削をしてもらいました。法学部は出願書類の配点が低いので、書類の作成よりも個別試験の対策に力をいれました。



―個別試験はどのようなものだったか


 法学部は英語の試験だけでした。英英辞書を持ち込むことが許されていました。問題の構成はすべて長文問題で、英文の内容は時事、社会学、法律が中心でした。



―面接の雰囲気は


 和やかな雰囲気でした。面接官3人と自分1人の部屋で約20分間、面接が行われました。



―どのような面接だったか


 一つ目は、提出した志望理由書に基づいて、質問をされました。志望理由書に法曹を目指していることを書いたので、その理由を細かく聞かれました。


 二つ目は、英語で自己紹介をすることでした。制限時間は40秒でした。


 三つ目は、面接前に与えられた文献に関する質問をされました。私はGAFAについての文献を読みました。



―どのように対策したか


 高校の先生と面接の練習をしました。学生募集要項に書かれているアドミッションポリシーに「英語で話す基礎的な能力」が新たに加えられていたことに気付き、英語で話す練習をしました。



―AOⅡ期の良さはなにか


 大学の進学が決まるタイミングが、周りの人に比べて早いので、高校生活の残りの時間を読書や自分のしたい勉強などに充てられます。他の学部では、海外大学に短期留学をすることができ、合格後も充実した日を送ることができます。 

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